(クラゲ=福岡マリンワールド 2023/10/31撮影)
10月26日は、行政書士会山口支部の無料相談会を開催しました。「遺言・相続」に関するということで、昨年開催したところ好評だったということで、今年度も開催したと言います。ただし、今年度8月13日に開催した時は、広報活動ができずに、3人の相談員に対して一人の相談者と、相談会というより相談員の交流会になりました。
今回は、市報での広報もあり、事前予約も順調で活発な相談会になる期待が持てました。
私は、昨年の相談会は「遺言・相続」については、研修等は沢山出ているものの実務をしていないので参加しませんでしたが、参加した相談員も特に、この分野に詳しい人ばかりでもなく、勉強もかねて参加する人もあるようなので、今年度からは、意識的に勉強会にも参加してきて、相談員に手を挙げてみました。
今回、直前の9月4日には、「法律関連士業ネットワーク講演会」が、「相続土地国庫帰属制度」「相続登記の申請義務化」「遺言書保管制度」のテーマで行われました。近年の新しい制度でもあり、資料の見返しもしておきました。10月24日には法務局に参考資料となるものを収集に行きました。
26日当日は、相談員は、私とY行政書士。Y行政書士は、私より少し若い今年3年目の方です。「遺言・相続」は、何件か経験があり、少しの空き時間は話しながらやれたので、とても勉強になりました。9時スタートして、一人、30分を目安に相談をします。昼休み1時間を除いて15時終了までほぼ途切れることなく、相談を受けました。
相談者は、私が5名、Y行政書士が7名。私の方の内訳は、相続放棄2件、公正証書遺言1件、自筆証書遺言1件、相続全般1件。
相談したい人は、意外に相続放棄の話が多いなというのが、私の受けた印象でした。そして、再婚した人などは「誰に相続させるか」ということで、遺言は避けて通れない問題であると、あらためて認識し、多くの人が行政書士、司法書士、弁護士などの専門家への相談を必要にしていると感じました。当然のことながら、30分の限られた時間では、家系図を聞くだけでも足らず、遺言を一緒に作成するには、相続させたい人、家族との話し合いも必要なことも多くあります。そのようなもっと相談したいという方には名刺を渡し、今後有料での相談も可能であることをお知らせします。
これまで、支部の無料相談会には積極的に参加してきましたが、最初にも書きましたが、少し不安な部分もありながらの「遺言・相続」相談でしたが、一番充実したものになりました。おそらくそれは、参加された相談者の皆様もそうであったと思います。Y行政書士は、「一番の勉強は、実際にやってみることです。」と言います。まさにその通りだと思いました。
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