ビジネス書を読んで感じたことは、「この本いいですよ」と紹介してあっても、古い本は時代に合っていないこともあるということです。特に、パソコンやインターネットを駆使してする仕事は、そのような傾向にあると思います。インターネットが一般に普及したのは、2000年ごろと言われています。20年少し経ちますが、まさに日進月歩の歩みのようです。
さて、私が最近読んでいいなと思った1番目の本は、「定年ひとり起業」大杉潤著(自由国民社)です。2021年3月初版のこの本は、新聞広告で見つけ、タイトルが気になり図書館でリクエストして読み、その後買いました。著者の大杉潤さんは、日本興業銀行に22年間勤務し、その後、東京都に転職、新銀行東京の創業メンバーに。2015年独立起業した方です。1万冊以上のビジネス書を読み、2,500冊の書評をブログに公開している方です。
さすがに、「ビジネス書を読むことが趣味だった」というだけあって、たくさんのビジネス書の紹介と、その著者について書かれています。気になる本を県内図書館、全国の図書館から取り寄せました。そこでの感想の一つが、上で述べたパソコン・インターネットに関するものです。しかし、古くならないしっかりしたものも多くあります。後で紹介する本もその一つです。
この本のもう一つの特徴は、定年後のお金のことが詳しく論じられていることです。「『定年ひとり起業』のマネープラン~老後資金不安がなくなる「年金戦略」とライフスタイル」では、年金受給の戦略が書かれています。著者は65歳の私の1~2学年下ですが、私もしたかった検討を十分されていると感じました。ビジネス本へのいざないという意味でも、貴重な1冊であると思います。(つづく)
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