日本行政書士会連合会には、中央研修所のVOD(ビデオ・オン・デマンド)研修サイトがあります。パソコンでビデオ講習を受けるのです。行政書士の業務範囲はとても広く、官公庁の許可・認可申請だけでも10,000種以上あるといわれています。試験で受かった人もその試験と実務は大きく異なるといいます。また、弁護士には司法研修があり、税理士は2年以上の実務経験が必要です。司法書士や社会保険労務士もまずは事務所勤務し、実務経験を積むのが一般的です。それに比べ行政書士は、法定研修もなく、実務経験もなく開業せざるを得ません。まして、私のように公務員から行政書士になったものは、行政経験で行政書士業務に生かされることは少ないでしょう。(私の場合は、農地法は何度も見ており、なじみのあるものですが・・・)
ですから、行政書士になった人たちはひたすら勉強が必要なのです。様々な勉強の機会はあるのですが、とりあえず事務所でパソコンに向かいながらできるこのVOD研修は手っ取り早くできるものです。「基礎法律研修」「建設業・計審」「外国人関連」「遺言・任意後見」「運送・自動車」「コンプライアンス」「中小企業支援」「農地・土地開発」「会社・法人」等自分の興味がわくものから、片っ端からVODです。教科書もありますが、研修資料がプリントできます。7月15日から始めたVOD研修も、今では既にファイルが6冊目になりました。(開業前にファックス、スキャナー付きの業務用プリンターを買っておいてよかった。インク代もばかになりません。)
ともあれ、私にとってのミッション2は始まったばかりです。
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