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司法書士、土地家屋調査士、社会保険労務士など他士業との交流連携!   2022.9.19

執筆者の写真: 良夫 山根良夫 山根


       (国宝瑠璃光寺五重塔~葉桜の黄葉が始まります。9月11日撮)


 行政書士になった昨年7月から、同期の行政書士仲間と研修の時、「他士業交流があるって、いろんな本には書いてあるけれど、ないよね。」という話題になります。それが、コロナが2年半続いているからか、山口県内では熱心でないのかは分かりませんが、少ないというのが、私も含めたみなさんの感想です。(役員になると、「山口法律関連士業ネットワーク」に参加できるようですが。9月2日には、「講演会」と「定期大会」がありました。私は、zoomで「講演会」を視聴しました。)


 先輩行政書士と話をしていたら、「山根さん、農地転用などをやるのなら、司法書士さんと連携したほうがいいですよ。転用情報を教えてもらったり、登記関係をお願いしたりできますよ。また、土地の分筆などが絡むと、土地家屋調査士さんとの連携が絶対に必要になりますよ。」と助言をもらいました。


 私は、これまで特に、他士業の方に営業活動はしてきていませんでした。今の時期、待っていても仕事は来ません。「社会保険労務士合格コース」のWeb通信が9月14日から始まります。この時期を逃しては、チャンスは来ないかも?まず、山口県司法書士会のホームページを見て、山口支部の会員名簿を打ち出します。山口支部は、山口市と防府市をカバーしていて、57名います。山口市の中心部を中心に見ていくと、行政書士の資格も持っている、複数の方が働く事務所は誰かが行政書士を持っている、というように意外に訪問できるところは少ないのが分かります。

 

 それでも4~5事務所をリストアップして、9月12日に、まず山口県司法書士会に表敬訪問しました。事務局長さんは、丁寧に対応してくださいましたが、行政書士会でも言えることでしょうが、一人一人の会員さんがどのような業務をされているかは、情報が入ってこないというのが現状のようです。事務局長さんは、執行部に私の訪問した旨を紹介するとおっしゃってくださいましたが、手探りで、開拓するしかないと感じました。


 最初に、昨年開業された司法書士さんを電話して訪問しました。商工会議所の月報に載っていたので、雰囲気が分かります。(実は、後日ブログで報告するようになると思いますが、10月号の同じ欄に私が載りますので、ますます親近感がわきます。)30歳代で若く、奥様と一緒に事務所経営をされています。(司法書士は、行政書士よりはるかに、仕事はくるようです。)農地転用などの友好的なお話をして、事務所を出ました。しかし、これは、数打てば当たるというものでもなく、無理のない範囲で知り合いを広げていくしかないなと感じました。


 2軒目は、私の事務所の近くの司法書士事務所です。電話をしていくと、司法書士のお父さんは高齢で、主に息子さんの土地家屋調査士・行政書士さんが事務所経営をされており、対応していただきました。同じ地域で開業していることもあり、あいさつは必要です。土地家屋調査士をメインにしておられ、必要に駆られて、行政書士を取ったといわれます。山口に帰られる20年くらい前に東京で、土地家屋調査士の事務所で働いていたといわれます。「当時、東京では行政書士は士業の中では、一番くらいに仕事があったんですよ。手間のかかることは、行政書士に任せるんです。」そうだったのか?時代も、そして何よりも、山口市という公務員が多い街では違うかなと思いました。「忙しいときには、仕事を回します。」と言っていただき、事務所を後にしました。とりあえず、この日の訪問は、終わりにしました。


 9月15日は、近所の行政書士と社会保険労務士の資格を持っている方を訪問しました。行政書士会の支部大会で知り合いになった、やはり社会保険労務士の資格をもっておられる方に連絡をすると、「山根さんの近くであるし、高校の後輩でもあり、話好きな方だから、話に行ったらどうですか?」と、紹介してもらいました。社会保険労務士の方には、受験勉強方法と仕事の獲得方法を学びに行きます。受験方法は、9月14日から大原「社労士合格コース」が始まりましたから、それで手ごたえを感じています。仕事の獲得方法は、やはり難しいようです。この日、先日から連絡していた高校の同級生の女性の社会保険労務士さんと連絡が取れ、電話で話ができました。親の介護もあり、フルに働くことはできず、仕事は先輩社労士から紹介してもらうことが多かったと言われます。社労士の場合、顧問契約が多く、紹介という方法になるのでしょう。「しかし、私の場合、営業活動ができずに、この仕事に向いているのだろうかと、思うこともありました。」と言われます。そうですよね。どの仕事もそうです。一歩突き抜けることが必要ですね。


 「司法書士との連携」を提案してくれた先輩行政書士にこの間のことを報告しました。「早速行かれたんですね。活動的ですね。簡単ではないでしょうが頑張ってください。」「ただ、(同じ士業とは言え)行政書士同士の、仕事の融通はありませんよ。行政書士は、みんなカツカツでやっていますから。」なるほど、だから、将来的には、山口の地で行政書士や、士業同士の「寺子屋」や「塾」のようなものが出来たらと思います。また、私個人としては、社会保険労務士の資格を取り、また気の合う他士業の方と合同事務所を開業することも、方向性としてはあると思います。まずは、とりあえず、目の前の一歩を歩きましょう。


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