(事務所の庭に咲く牡丹~今年は季節の移ろいが早い。4月17日撮影)
4月18日に事務所にBさんから電話が架かってきました。「建設キャリアアップシステムのお願いをしたのですが、相談に乗ってもらえますか?キャリアアップシステムを取るように言われたのですが、何をどうしていいか自分では全く分からなくて、困っていました。」私は、「いいですよ。建設キャリアアップシステムの説明と、登録をできるところまでやりますが、本日来られますか?」と言うと、早速Bさんは、仕事の帰りに寄られました。
Bさんは、市内で一人親方として、建設業に携わっておられます。「前々から、建設キャリアアップシステムの話は出ていたのですが、実際に必要にならないと動かないものです。いざ必要になると、さっぱり分からなくて、どうしようかと思っていました。」「ネットで建設キャリアアップを調べていたら、山根良夫行政書士事務所のホームページが出てきて、連絡したわけです。」と言われます。
直接、ホームページから検索して建設キャリアアップシステムの依頼をされることは、珍しい。たいていは、建設キャリアアップシステムCCUS事務局のホームページから、全国の「IDを持った登録行政書士」を探して電話が架かってきます。(ホームページの威力は大したものです。情報発信は、大切です。)
Bさんの場合は、まず一人親方としての事業者登録をします。それから、事業者IDを獲得してから、本人の技能者登録をします。前回10月の個人事業主の方は、とても急ぐといわれたので、同時に登録を行い、後日変更申請で「技能者関連付け」をしましたが、今回は、正規の方法で行います。
翌日19日に、Bさんが持ってこられた数多くの資格の資料をスキャナーと、スマホでデータを取り組みます。すると、1点ない資料に気が付き、Bさんに連絡します。さすがに、夜9時前ですと、電話はまずいですね。控えていました携帯のアドレスに連絡しても、繋がりません。「アドレスは、複雑ではないから、繋がらないのは他に原因があるはずだ。繋がらないと、登録してもCCUS事務局からの連絡が受けれないので、全てがストップする。」その日は、携帯番号からの、ショートメールで、事情を説明しました。
翌20日に来られたBさんと、メールのチェックをしました。やはり、Bさんからのメールは来るのですが、私のメールはアドレスが不明とのことで送信されません。携帯電話のショップに行ってもらうことにしました。そうすると、やはり設定に不備があり、着信できなくなっていたとのことで、問題は解決されました。
22日午後から事業者登録代行申請の作業に入りました。(回数をこなせば、どんどん早くなります。)無事完了して、Bさんにも報告できました。後は、CCUS事務局から、事業者IDがメールで届くのを待ち、技能者登録に入ります。
行政書士の仕事をしながら、どうしたら、多くの皆さんと繋がることができるだろうかと考えることがあります。行政書士の仕事は、許認可業務だけでも10,000種類以上あるといわれています。すべてをするわけにもいかないし、また依頼もあるわけではありません。自分の得意な分野を伸ばし、また業務を拡大しながら沢山の方のお役に立てるのはどうするか。私の場合は、今は建設キャリアアップシステムCCUS認定アドバイザーとして、建設業関係に力を入れたいと思います。今回Bさんのように一人親方で作業されている方が多いと思います。そうした方は、だれにも相談できなくて、携帯の使い方もよくわからない状態ではないでしょうか?
Bさんは、「自分の周りにも同業者は多いし、建設キャリアアップシステムのことは話には出ても、何もしていない人ばっかり。」と言います。Bさんは、今は取っていないという建設業許可申請も、今後必要になるかもしれません。私は今、建設業許可の勉強やシステムの勉強もしています。建設業で働くことの多い、外国人の出入国管理申請取次業務の資格も取っています。今後、Bさんとも協力して、お互いの仕事と生活の幅が広げていけたらいいと思っています。
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