
2月6日、この日は私の誕生日でもありましたが、日本列島を覆う今季最大の寒波が山口県にも襲ってきました。2日前の周南市の山間の事業者さんのところに行った時も標高の高いところには雪が残り、ひやひやして行ったのですが、寒波は一段と増しています。私の事務所のある山口市折本2丁目でも、朝は5㎝以上の積雪がありました。しかし、山口防府間は、距離は17㎞と短く、気を付けなくてはいけない個所は1か所だけで、交通は比較的楽でした。ただ会場の山口県防府土木建築事務所は、本年1月新築したばかりの防府市役所の中にあり、新しくなって初めて訪れた防府市役所にはまだ足場もあり、工事途中の箇所もまだあるようで、駐車場にも苦労しました。
支援会の30分前に着き、名刺交換も済ませて、本日の「建設キャリアアップシステム運用実技演習」を手渡されました。(これは、できれば早くいただきたかった。)
13時からの建設キャリアアップシステムCCUS現場運用支援会には、10数社、30人程度の参加者があり、13時~16時までを予定しています。
最初は、山口県の担当者から「建設キャリアアップ活用工事実施要領について」を20分で説明がありました。周南市の事業者さんが「何を提出していいか全くわからなかった。」と言っていたものです。これも、当日配布資料で、これを見て説明を聞けば、「全く分からないことはないのでは?」と思わせる内容のように感じました。
後半は、建設キャリアアップシステムCCUS事業本部担当者による「現場での適正な運用に向けての説明および現場運用支援」(150分)講師1名とサポーターが私を含めて2名で対応します。特に私たちサポーターが対応する場面は、「CCUS事業所及び技能者登録済みの企業を対象とした現場登録、施工体制登録方法等CCUS操作シミュレーション」で、私は、主に操作に慣れていない事業者の担当者に着きました。
私の知り合いの山口市の事業の方も参加されていたので、支援会が始まる前に挨拶をしていると、「私はよくわからないけれど、とにかく言ってくれと言われましたから来ました。」と言われました。事前の周南市、宇部市での支援会でも事業者さんの中には全く初めての方も多いので、その方の支援に回ることになると思いますという情報でした。
しかし、実際は、多くは実務経験者が多く、複数人参加されている事業者さんは、慣れない方を経験者の方がサポートをしていました。「意外に現場での理解度は高いな。」と感じました。
何とか1日目を終え、その経験を持って臨んだ7日山口県長門建築土木事務所ですが、朝から降り続く雪は、ここ数年経験したことのないものでした。山口市を出発した10時半ころには、国道9号線にも、数センチの積雪があります。いつも通る木戸山から萩を経由していく道は、58㎞1時間4分の予定です。少しの雪も想定して吉敷峠~小郡萩道路を経由していく道を計画していましたが、吉敷峠は越えられないと思い、より安全な小郡を経由していく道を選択しました。高速道路にも雪はあったのですが、高速道路を降りてからは、路面標示も見えない危険な状態でした。なんとかたどり着いたのは、2時間立った12時半でした。
大変な思いをして長門会場まで来た私でしたが、建設キャリアアップシステムCCUS事業本部のグループは、トンネル渋滞による迂回、長門市内での交通事故に巻き込まれたといいます。しかし、建設業の事業者さんは、遅れてくる方は1社程度でどんな状態でも対応していると感じることができました。
2日目の長門会場では、早々にダミーの情報用紙を渡されました。私のCCUSのIDは、事業者はあるものの、技能者はないため実技演習をサポートするのに無理があるためです。(昨日貰いたかったなあ。)早速、自分用のパソコンで操作して完成させて、支援会の時間にはある程度の自信をもって臨むことができました。
長門会場には、以前から2回「15分間無料の電話相談のできる認定アドバイザー」に電話いただいていた長門市の事業者からYさんも参加されていました。お互いに、名刺を交換して、初めてお会いしたものの懐かしく感じました。
その長門市会場の支援会が終わった1週間後Yさんから、電話が架かって来ました。今回は、48分間のアドバイスをしました。「今回は無料でいいですけれど、今後必要ならば15分以上有料で、行いたいので契約を結びませんか?わからないことは、建設キャリアアップシステムCCUS事業本部や山口県の担当者にも相談できます。」というと、「取りあえず、契約書を送ってみてください。」と言われて、送付しました。次の営業日に、Yさんから連絡がありました。「社長が、『お金がかかるのならいいわ。』と言われました。私はやってもらうと助かるのですが…」(多くの事務担当者の方がそのように言われます。)まだまだ、認定アドバイザーで有料相談に至るまでは、時間がかかるのかもしれません。登録のように、いつまでにやらなくてはいけないから、代行してもらうという方が、事業者さんにとっては、お金が出しやすいのかもしれません。
いづれにしても、この間の貴重な経験を、今後の業務に生かしたいと思います。
Comments