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執筆者の写真良夫 山根

社会保険労務士試験~なぜチャレンジするの?       2022.9.3

更新日:2022年9月11日


           (『水しぶき』山口市維新公園にて 8月21日撮)


 本日9月3日は、大原の社労士試験「合格ライン予想会&スペシャルイベント」が開催されました。「合格ライン」は選択式で27点、択一式で44点を予想しています。(私の自主採点では、選択式で6点、択一式で7点足りません。)「スペシャルイベント」は、「しあわせの学習法9フレーム」、「再チャレンジセミナー」、「社労士24で合格するための学習法セミナー」の3本がありました。今年の採点と同時に、来年度に向けて動き出している感じがします。


 さて、ここで改めて私が「なぜ、社会保険労務士試験にチャレンジするのか?」を整理したいと思います。最近、シルバー人材センターという新しい職場ができ、また「サンデー山口」や「山口商工会議所」の記事の取材を受けることがあり、「行政書士事務所を昨年7月に開業しました。併せて、社会保険労務士も目指しています。」と言う機会が多くなっています。「すごいですね。」という反響と、「なぜそこまでするのですか?」という疑問を投げかけられることもあります。


 第1には、行政書士という士業の仕事は思った以上に面白いということです。農地転用や開発許可、事業復活支援金の事前確認や申請サポートは、多くの人と関わり、やりがいも感じてきました。しかし、コロナの影響もあるのか、他士業との交流もなく、仕事も単発で継続性がありません。「2~3年は、そんなものですよ。」という意見も聞きますが、それでは多くの若い行政書士は食べていけません。(将来的には、士業塾のようなものができたらいいなとも思っています。)私は、これまで行政書士として「建設キャリアアップシステムCCUS認定アドバイザー」、「外国人出入国管理申請取次事務」、「事業復活支援金登録確認機関」、「著作権相談員」等の資格を取ってきました。「事業復活支援金登録機関」以外は、まだ十分にその資格を生かせているとは言えない状態です。


 第2には、社会保険労務士という仕事です。ブログにも書いていますが、社会保険労務士法が制定された1968年には、行政書士に特任として社会保険労務士資格が与えられてきたという歴史があります。社会保険労務士は、企業を経営して行く上での労務管理や社会保険・国民年金・厚生年金保険についての相談・指導を行うための国家資格です。仕事としても、行政書士との関連性が深いものです。ですから、社会保険労務士と、行政書士の両法の資格を持っている方も多くいます。そして、いま、「ブラック企業対策」や「働き方改革」などの専門家として、企業に求められ顧問契約を結ぶことも多い状況です。コロナの下では、厚労省関係の助成金は社会保険労務士が申請代行の中心になっています。これらは、行政書士にない強みです。


 第3には、私自身のこととして、労働組合、生活保護等については、多くの時間を情熱をもってかかわってきたことです。職場の経験により、10科目のうち、「労働一般常識」、「社会保険一般常識」2科目が免除になり、離職1年以内であれば、雇用保険の教育訓練給付金2割が給付されます。「いつやるの?今でしょ!」というわけです。


 ここまでは、これまで言ってきたことなのですが、今回はもう少し深く整理しましょう。第4として、行政書士として自信と確信を持ちながら、事業を続けていけるのはどうしたらいいのか?考えてきました。なかなか教えてももらえないし、自分で考えていくものかもしれません。私は、今できることは、全てしようとやってきました。「ホームページを作る。」「ブログを毎日書く。」(2か月実行しました)「資格を取る。」「建設キャリアアップシステムCCUSについては、山口県県業協会と、建設山口に出向いていき、連携を取る。」「行政書士会中央研修所のビデオ研修を受ける。」「山口県よろず支援拠点のセミナーに参加する。」「行政書士会の研修会は、オンライン含めてすべて出る。」と、ざっと考えただけでも、いろいろあります。

 私の長所を生かした働き方ができるのではないか?では、私のストロングポイントは何なのでしょうか?それがあるとしたら、一つ目は、勉強が好きで向上心があることでしょうか?2つ目は、今66歳になり、それまで培ってきた人生経験の中での人とのつながりとコミュニケーションの力でしょうか?その一つ目の「勉強好き」は、年を重ね随分さび付いてはいるものの、今回のチャレンジの原動力になっていると思います。


 第5に、以前私の子供に、「資格を取って働きたいのだけど、何がいいと思う?」と聞かれたときに、図書館で読んだ本の「普通に資格を取っても生活できない。」という個所を言って、「難関だけど司法書士を目指したら。」とアドバイスをしたことがありました。今考えると、いいアドバイスとは言えません。まず合格率12%くらいの行政書士、7%くらいの社会保険労務士、2~3%の司法書士の段階を言い、「何が自分がやりたいかをはっきりさせたらいいよ。」と言ってあげたらよかったと思っています。司法書士は、確かに今は弁護士、、公認会計士に次いで難関でもあり、「食べれる資格」かもしれませんが、行政書士や社会保険労務士もやり方によっては十分に食べている方は多くいます。反省も込めて、資格を取ることが目的ではなくて、どう生かしていくかを考えていきたいと思います。


 冒頭の本日の「スペシャルイベント」の講師陣は、すぐにでも来年度の準備をする方がいいといいます。私もそう思います。まず明日から、社会保険労務士のよろず支援の原田コーディネーターと、行政書士で社会保険労務士の資格を持つ山口支部の先輩、山口県社会保険労務士会の事務局長さんに相談しようと思います。

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