(山口市 維新公園の並木道 2022年8月21日撮影)
ある土曜日の夕方になろうとする時刻に電話が架かってきました。「行政書士の山根さんでしょうか?ホームページで見て、お宅の事務所は土曜日もやっているとなっていますけれどこれからすぐに行ってもいいでしょうか?」ほどなく、事務所にやってきたBさんは、土曜日も仕事だといい、自宅の住所地とは違う山口市にある職場から駆けつけてきました。(恐れべし、ホームページ!多くの人は、「行政書士(事務所) 山口市」でスマホやパソコンを検索します。私は、過去多くのブログを書いたり、ホームページのレイアウトには腐心をしながら作り上げました。お陰で、ほとんどワンクリックで「山根良夫行政書士事務所」が検索にかかります。今回そのことが、成果として実現しています。土・日開業は月・木シルバー人材センターの理事長として勤務しているため、行っているものです。)
Bさんは、東京の友人にお金を貸して、まだ返ってきません。そしてその友人は、またお金を貸してくれと言っています。(大丈夫か?そんな話は山ほどあるぞ!)相手との、契約書を作ってほしいということです。私は、契約書は以前から何点か作っているのですが、今回は金銭消費貸借契約書になり、それは初めてになります。
「契約書作成」の本はあるのですが、やたら分厚くて難解です。Bさんの主張を入れながら、ネットを見ながらとりあえず作ってみました。(ネットの契約書は、ぴったり一致するのは少なく、弁護士事務所のものは後々ずっとメールが来て困りました。)
県立図書館に行き、図書館司書が選んだ10数冊のうちから私にぴったりくるものを2冊選び、読み込みました。公正証書としても使えるものをとも思い、Bさんに提示しました。(その2冊は購入し、さらに行政書士会お薦めの「Wordデータダウンドーロ特典付き」の分厚い1冊も買い求めました。)
Bさんはそれを持ち、休みと週末を利用して東京に行き、友人に会い話をしました。結局お金は再度貸し、契約書に署名をしてもらって帰ってきました。
Bさんは今度はその契約書をもって、公証人役場に行きます。公正証書として、公証人役場に届けるためです。(頑張って作った甲斐がありました。)そして今度は、相手方が代理人が必要なので代理人になってもらえないかと依頼がありました。人生始めて行く公証人役場ですが、少しの緊張感はあるものの、契約書には付き物のなので、貴重な経験をしました。
契約書作成業務は、行政書士の仕事としては、意外に多くあると感じています。特に迷うことは、本やネットだけでなく、顧問弁護士や以前法律事務所にいた先輩行政書士の意見も聞くようにしています。身近な法律相談ができるということは、相談者にとっても大いに意味のある事ですね。
Comments