(水しぶきにの向こうに見えるもの~山口市維新公園 2024年8月21日撮影)
「電話対応可能なCCUS認定アドバイザー」については、ブログ(2023年9月30日)などで何度か報告しています。昨年1/24から「15分まで無料相談に応じる」ことをうたい文句に、開始されました。今年7月までで登録関係が38名、運用関係(現場運用・技能者関連付け・施工体制等)が25名(重複含む)。これは、全国の認定アドバイザーを300名以上作ったわけですから、明らかに少ない。ちなみに、CCUS登録行政書士が、1054名(8月15日現在)(うち認定アドバイザーは、74名)と比べても、「どうしたの?」というくらいに少ない。
CCUS認定アドバイザーは、行政書士だけではなく、多くの業種の方が担っています。多いのは、当然建設業の方です。それも大手の方だと推測しています。仮に15分であっても、時間を取られることは、できない。また、経験が少なく電話相談に対応するスキルがないということも考えられます。
私の場合、時間がものすごくないというわけでなない、またスキルが十分あるとは言えないけれど、勉強と営業を兼ねて手を挙げたのでした。(認定アドバイザーの全国的な報告会もあります。)当初は、山口県からだけでなく、九州の各県からの相談が多く寄せられました。(山口県は、私一人ですが、九州は、全体で2名でした。それも1名は、建設業の方で、建設業の方が建設業の方に相談はしずらいようです。今は、福岡県で3名の行政書士が登録されています。)
相談されるのは良いのですが、あまりにアドバイザーの無償のボランティアに頼りすぎであり、CCUS事務局には多くの不満が寄せられていたようです。また、弊害として「無料相談と言いながら、最初からあまりにも自分の業務に引っ張り込もうとする強引なアドバイザーもいて、批判も寄せられたと言います。
そのような経過もあり、昨年10月から薄謝ではありますが、報告書を提出するということで報酬を出すことになりました。(当然のことと思います。CCUS事務局の人手不足を認定アドバイザーに荷を借るわせるのは無理があると思います。)
そして、10月から改めて、報告用にメモを取るようになりました。月1人から5人のペースで相談があります。(CCUSのホームページから事務局に連絡をして相談したら、「山口県だったら、山根さんに相談したらいいですよ。」と言われて電話をしたという方もいました。)私は、電話で「建設キャリアアップシステムのことで」と言われたら、「業務の依頼ですか、15分の無料相談ですか?」と聞きます。「無料相談の方です。」と言われると、15分で終わらないことも多いのですが、残念ながらほとんど業務にならずに、無料相談だけで終わってしまいます。業務依頼の場合は、はっきりと最初から業務内容を依頼される場合が多いと思います。
この1年半の私の全体の仕事を見ると、建設キャリアアップシステムCCUSに関わる業務が増えています。最初研修を受けるときは、言葉が分からなくて苦労しましたが、それも今となっては、いい思い出になりました。昔からの友人である広島の行政書士は、「山根さん、建設キャリアアップシステムCCUSから、建設業決算変更届や建設業許可申請、変更届に結び付けられるといいですね。建設業は、行政書士の仕事としては、唯一と言っていいほど継続性のある仕事ですから。」とアドバイスをくれます。ちなみに、彼はそのようにして30社からの「建設業決算変更届」を毎年の業務にしていると言います。私も少しずつ頑張っていきましょう。
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