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執筆者の写真良夫 山根

建設キャリアアップシステムCCUS:現場登録、組織体制と管理者の設定!2024/12/9


        (長門市大寧寺のモミジ~2022年11月20日撮影)

 本日12月9日に、行政書士会主催の「CCUSで業務拡大しよう!」という研修会が名古屋市でありました。(私は、オンラインで参加しました。)話を聞いていて、どうしてもブログを書きたくなりましたので、久しぶりのブログを書きます。


 まず、行政書士会として建設キャリアアップシステムCCUSをここ数年来取り組んでいるのですが、地域差はあるものの全体としては進んでいないと感じました。国交省などの「建設業の現状や未来を考えて、技能者の定着や確保を見込んで」肝いりで始まったCCUSですが、それ自体も紆余曲折がありながら前に進んでいる感じですが、それ以上に、それを支えようとした行政書士会の理解や実践が「もう少し頑張りましょう」状態のような気がしました。


 具体的には、関東では交流会も開催され、それなりに実践も進んでいるようですが、開催地の東海や関西方面は、ほとんどできていない状態と感じました。当然、私のいる中国地方やその他の地方は、できていません。(これは、あくまで行政書士が係わっているかどうかを基準にしています。登録者数は、24年10月末で技能者1,546,121人、事業者279,716となっています。)特に業務の関りで言うと、ある程度やっている行政書士でも、技能者、事業者登録はしたことはあるが、現場運用はしたことがないというところが多いと感じました。


 9/6ブログ「建設キャリアアップシステムCCUS電話対応可能な認定アドバイザーは、毎月相談が来ます!」で書いているように、当初は登録関係しかなかったのですが、最近では運用関係(現場運用、技能者関連付け、施工体制等)が多く来るようになりました。先日、県内日本海側の事業者からは2回目の問い合わせのありました。「これまで登録に関することは、建設業協会がある程度サポートしてくれていたけれど、運用になるとサポートできませんと言われました。」と相談がありました。


 10月下旬に来た無料電話相談は、山口市南部の事業者でした。「事業者と技能者7人の登録は自力で行ったのですが、事業者と紐付けができない技能者がいます。今後元請として、現場担当者IDの取得と、組織体制と管理者の設定をしてもらえますか?」まさに、現場運用の依頼です。当然、15分の無料相談の枠では収まらず、私の事務所でできることは、引き受けて作業をしました。さらに、技能者の人数も多いので、事業者の事務所に行って行った方が担当者の方も理解が早かろうということで、11月の中旬に現地の事務所で一緒に作業をしました。CCUSの元請であれば、カードリーダの設置や、現場管理者の追加、下請けのCCUS登録のサポートも発生します。毎月業務が発生するようであれば、月々の契約をして相談料・業務は安くできることも提案しました。併せて、社長さんにもお会いして、建設業決算変更届も含めて、建設業全般のサポートの依頼もしました。


 すぐに仕事に結び着くかは分かりませんが、サポートを必要としている事業者は多いと感じましたし、サポートができる人材が不足していることも痛感しました。先日、日本海側の事業者の話もありまして、山口県のCCUSの担当者(土木建築部技術管理課建設DX推進班)の方に話に行きました。県としても今後、CCUSの普及に向けた取り組みをしたいと話をされました。私も力になることがあれば、協力は惜しまないことを伝えました。





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