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「松元ヒロ」ソロライブを見に行く!~私の趣味(14) 2022.1.23

 昨日1月22日と本日23日は、年末から依頼を受けた農地法と開発行為の届出の業務が佳境に入り、とても忙しく過ごしました。(後日、ブログで報告予定です)その合間を縫って、本日「松元ヒロ」ソロライブが、山口市民会館でありましたので、何とか観に行くことができました。


 松本ヒロは、時事ネタを得意とするコントグループ「ザ・ニュースペーパー」立ち上げ時のメンバーで、現在はソロで活動しています。私は、テレビには出ないけれど、新聞にほんの時々出る「ザ・ニュースペーパー」の存在が気になっていました。今度、昨年9月公演がコロナの影響で、本日に振替になっていたのです。


 私は、ブログ「映画『ミナマタ』『ミス・マルクス』を見る!!~私の趣味(13)2021.12.10」で紹介した時に、山口市文化振興財団友の会のエニー会員に入り直しました。その時に、「松元ヒロ」ソロライブがあることを知り、予約していました。(妻も誘ったのですが、残念!)


 1時間40分ほどのライブでしたが、時事ネタ、政治ネタ、もっと言えば政権批判。日本のテレビ局は、放送をしないのかな。その中で、特に印象に残ったことを、少しだけ紹介します。


 「世界的には、格差が広がる世の中に対して99%のもたない人たちが怒っている、若い人たちがマルクスを研究したり、読んだりしている。日本でも、大阪市立大学准教授の斎藤幸平さんが「人新世の『資本論』」を書いて、ベストセラーになっている。」「斎藤幸平さんと対談する機会があり、難しくて挫折していたのを改めて読んだり、話を聞いたりして少し分かったことがある。それは、コモンが大切だということ。」「コモンとは、空気とか、水とか、みんなが共有の財産として持てるもの。それを資本主義は、資本家が取り上げて、お金で売ろうとしている。映画『マルクス・エンゲルス』の冒頭は、森に落ちた木を村人たちが薪にしていたものを、領主が村人たちを森から追い出すシーンから始まっている。」


 「そして、大切なものは、アソシエートすること、アソシエーション。それは、みんなで共同して作るもの、生活協同組合や、本日主催のNPO法人やNGO法人も入る。」ヒロさんの言葉の中に一番大切な労働組合が、入っていないのは、存在感が少ないから?残念です。


 もう一つ印象的な語りは、映画「ミナマタ」のこと。ハリウッドの有名俳優ジョニー・デップが、伝説の写真家ユージン・スミスの写真集と水俣病の真実を伝える映画です。松本ヒロの語りと演技をとおすと、映画で見た感動とは一味違う笑いや風刺を入れた趣のあるものになっていきます。


 政権批判もあり、なかなかテレビ局の放送には乗りにくいということですが、ヒロさんの地元鹿児島の放送局では、特集番組が制作されいくつも賞を取ったといいます。それを見た大手フジテレビがさらに特集を放送したといいます。さらに、映画も作り、これから全国で公開されるといいます。大手シネマコンプレックスでの上映はできないようですが、小さな会場で上映されるといいます。私も、ぜひ次は映画の中の松本ヒロを観たいと思いました。




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