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映画「ミナマタ」「ミス・マルクス」を観る!!~私の趣味(13) 2021.12.10

更新日:2021年12月14日

 12月8日、山口情報芸術センター(以下YCAMという)で映画「ミナマタ」と「ミス・マルクス」を観ました。


 最近、映画館で映画を観ることが少なくなってきました。高校の時は、山口市に2つあった映画館に洋画を中心に観に行っていました。確か、300円か500円位で見ることができていたような気がします。また当時は、テレビでも「○曜ロードショウ」というものが週2~3回あったような気がします。しばらくして、山田洋二監督の寅さんシリーズその他にはまりました。


 しかし近年は、山口市でも映画館はなくなり、近くでも防府のシネマコンプレックス(シネコン・複合映画館)まで行かなくてはいけなくなりました。一方、テレビはもとよりレンタルビデオやネットのサブスクリプションが旺盛を極め、商業的な映画館が集約されています。商業的に見込めない映画は、今回のYCAMのようなミニシアターで放映されることになっているのでしょうか。


 2018年の映画「マルクス・エンゲルス」も、とっても観たい映画でした。日本で上映宣伝していたのは、東京と大阪だけでした。わざわざ大阪まで観に行った鳥取の友人もいました。私は、ラッキーなことに、山口の映画サークルが県教育会館で行うことを知り、観に行くことができました。


 映画「ミナマタ」と「ミス・マルクス」は、どちらも国際的な評価が高い作品のようです。「ミナマタ」は、ユージン・スミスの有名な水俣病の子供の入浴の写真がどのようにできたのか、写真の力が水俣病の告発を後押ししたことがわかります。「ミス・マルクス」は、能力のあるマルクスの娘エアノアの生涯です。パートナーのエイヴリングの浪費、不実に心が蝕まれていく姿は、怒りと憐れみを覚えました。


 良質な映画は、良質な本を読むと同じように、人生を豊かにしてくれると思います。昨年の一押し、映画「新聞記者」。東京新聞記者の望月衣塑子さんの著書をベースに映画化したものです。日本人の女優の誰もが尻込みする中で、韓国人女優のシム・ウンギョンが松坂桃李と主演しました。私は、シム・ウンギョンのファンになり、今放映中のNHK「群青領域」は見過ごすことのできないドラマになっています。

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