建設キャリアップシステムCCUS元請・下請現場運用を行う!(1)~2026/4/2
- 良夫 山根
- 2 日前
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山口県もようやく建設キャリアップシステムCCUSの事業が緒に就いたところでしょうか?わが事務所の近所に県の施設があり、工事が進んでいます。そんな2月のある日、「行政書士の山根さんでしょうか?CCUSのことについて聞きたいのですが、今すぐ事務所に行ってもいいですか?」聞けば、県の工事現場にいるので、5分で行けると言います。少し準備もあるので、15分後に来るようにお願いしました。
事務所で話を聞くと、電話をかけてきたKさんは、有限会社A社の常務で、A社は事業者登録と8人の技能者登録は済ませていると言います。この度初めて建設キャリアップシステムCCUSの必要な事業をやるにあたって、A社が元請で下請けのS社も新たに登録したいとのことです。工事は、2月当初から始まり、10月までに完了するもので、既に工事は開始しています。すぐに、キャリアップシステムの現場運用ができるようにしなければなりません。
まず、事業者と8人の技能者が紐づいているかどうかを確認します。A社は技能者の紐付けはできていました。しかし、技能者の職種は「普通作業員・普通作業員」となっており、これでは本来の目的であるキャリアアップに繋がりません。解体業を専門にするA社においては、「その他施工・解体工」を追加する必要があります。ここの理解度が、自分たちで登録した場合は弱いことが多々あります。
次に、持っている資格を入力していきます。キャリアアップシステムCCUSには、レベル1から最高ランクのレベル4まであります。レベル2は経験年数3年、レベル3は7年、レベル4は10年必要です。最初Kさんは、「キャリアアップシステムCCUSは、俺達には使えない。20年間仕事をしているのに、また一から始めるのなら、いつまでもレベルアップはできない。」と言っていました。「技能者能力評価をすれば、これまでの実績を評価できる」と教えて、技能講習、特別講習、職長教育等を受けていれば経験年数は会社の証明でクリアできる旨を伝えました。まして、今年3月31日までは能力評価手数料4,000円を建設業振興基金が援助します。(現在3月31日が延長になっています)
これで、Kさん含めてA社からは、いきなり3人のレベル3(銀色のキャリアアップカード保持者)が生まれることになりそうです。(Kさんは、キャリアアップシステムCCUS に対して懐疑的なところはまだあるものの、励みにはなっている様子)
これからが、いわゆる現場運用になりますが、現場登録と、現場管理者は自分たちで登録していました。現場登録はできてたのですが、現場管理者は社長の名で作っていて、Kさんに変えてほしいと言います。実際の管理者はKさんですので、Kさんにする必要があります。
次に施工体制を作っていきます。A社が元請で、下請けが3社。(うち1社はS社で事業者登録ができていない)A社が元請として要請をする、下請けがそれを承認する段取りを整えます。
元請のA社と下請けの事業者が登録を終えれば、キャリアアップカードを現場で建レコカードリーダーにかざすだけで、データが蓄積されていきます。そして、様々な情報が閲覧でき、帳票が出力できます。今回、現場運用を最後まで依頼されたのは初めてで、私もすべての帳票を出力してみて、大変に参考になり、また勉強になりました。今、CCUSは、登録の段階から現場運用の段階になっています。そして、その割に現場運用を教えることができる組織や人がいません。登録機関である建設山口や登録を教えていた建設業協会も運用は扱っていません。全国のCCUS 認定アドバイザーは360人以上いますが、実働は60人程度と言います。山口でも、動くことができる認定アドバイザーを養成して、建設業の皆さんの力にならないといけないと思っています。(続く)



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