自動車業務(車庫証明、ナンバー変更、希望番号、出張封印)を行う!~2025/9/30
- 良夫 山根
- 9月30日
- 読了時間: 4分

ホームページのお問い合わせフォームからCさんの自動車業務の依頼が来たのは、6月の末でした。Cさんとは、2年前市道の加工申請の依頼をうけ、一緒に小郡総合支所土木課に行き、説明を聞きました。(2023/9/9「道路工事申請・着手・完了をする!」)それ以来のお付き合いですが、再度私を依頼してこられました。
電話で詳しく話を聞くと、Cさんは、九州から山口市に引っ越してきて、車が2台あるが、来年車検を迎えるにあたって、ナンバー変更、車庫証明、希望ナンバーの取得をしたいと言います。「やってもらえますか?」と言われて、外ならぬCさんの依頼でありますので、私が直接やるかどうかは別にして、引き受けることにしました。
自動車の業務は、行政書士の業務の中でも独特のものです。その業務を行う行政書士は、中国運輸局山口運輸支局と隣接する振興センター、県税事務所などが入る自動車会館の周りに事務所を構えて、自動車関係の業務ばかりを行う方々です。「薄利多売」を絵にかいたような仕事で、他の行政書士は手が出せない状態なのです。
私は、以前支部の学習会で自動車関係業務の講師をされたH行政書士に概略を説明して、業務内容や報酬を聴きました。H行政書士には、「やられてみたらいいですよ。できないところは、お手伝いしますよ。」と言ってもらえたので、私も自動車業務も行おうと決意しました。
最初に行う車庫証明は、私の自分の自動車を買ったときに自動車会社に言って車庫証明手数料を差し引いてもらった経験があるからできます。問題は、Cさんが出張が多くて、車を陸運支局まで持ってこられないことです。最初は、私に鍵を預けてもらえれば、私が2往復してナンバーを付け替えることができることを提案したのですが、出張の多いCさんは、駅まで1台の車を持っていくこともあり、もう1台はバッテリーを外している状態であり、自宅まで来てつけて欲しい、と言います。これを「出張封印」と言います。
「出張封印」は、講習を受け考査測定に合格しなければなりません。自動車業務を特にしようと考えていなかった私は、この講習、効果測定を受けていなかったのです。H行政書士(自動車部会の役員)に相談すると、「例年9月ころには自動車の講習会をするから、待てるならそこまで待ってもらったらどうですか。」と言います。私は、C さんに事情を話し、9月ころ講習を受け、効果測定に合格してから、全ての作業を行うことを納得してもらいました。
しかし、9月になっても講習会の通知が来ません。H行政書士に聞くと、「今年度は担当者の都合で、年明けになる見込みです。」と言うではありませんか。Cさんもさすがに、「車検が近づくので、そこまでは待てない。」と言います。H行政書士は、「出張封印は私がやりましょう。それ以外のことをやってください。」と言います。
9月8日に山口警察署に2通の車庫証明書申請をしました。11日には、証明が下りたので、Cさんにナンバー変更に伴う委任状をもらいに行きました。そして、ナンバー変更、希望ナンバーをネットで申請をすると、17日に、ナンバーが出来上がりました。17日の午後2時過ぎからCさん宅にはずしたナンバープレートをもらいに行く、H行政書士に書類一式を確認してもらうと、「車検証はコピーではいけない。」とのことで、もう1往復をする、書類が整って、運輸支局の登録部門にもっていったのは、4時10分前。「受付は午後4時まで」と看板が出ているではありませんか。H行政書士は、悠然としたもので、「最初はだれもが迷うもので、失敗もするので、全てをネットで済ますOSS(ワンストップサービス)は、お勧めしません。不備があると返されて、結局は時間がかかるからです。」と言います。運輸支局と自動車会館を行き来して、4時半ごろには希望ナンバーをもらうことができました。
それから、Cさん宅をH行政書士と訪れ、ナンバープレートの取り付け作業をしました。後ろのナンバー封印は、失敗すると取り直しになるので、慎重にならざるを得ません。車台番号の確認作業も必要なのですが、スポーツカーのそれは非常に見難くて苦労をしたのですが、要領を教えてもらいました。Cさんにも、出来栄えは満足してもらい、私も貴重な経験をしました。
先日、県行政書士会から来年1月24日に「丁種封印研修会」の通知が来ました。本日、H行政書士に話して、受講し考査測定を受けることにしました。
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